Dr.ONE|サラシアに関する研究報告

サラシアについて

サラシアはインド・スリランカから東南アジアにかけて広く分布する植物で、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダで糖尿や肥満の治療に使われており、現地では「奇跡の植物」ともいわれております。

サラシアにはサラシノール、コタラノール、マンジフェリン、カテキン類、タンニン類などのポリフェノールが含まれており、様々な効果があると言われております。

サラシアには以下のような効果・効能が期待されます。

糖質の吸収を抑える効果

ごはん・パン・パスタなどの炭水化物や甘いものなどの糖質は、アミラーゼという消化酵素の働きによって二糖類にまで分解されて小腸に運ばれます。

二糖類までは吸収されませんが、α-グルコシダーゼという酵素によって二糖類から最も小さい単糖類まで分解されて小腸で吸収されます。

サラシアに含まれる「サラシノール」「コタラノール」はこの酵素(α‐グルコシダーゼ)の働きを阻害することで、 二糖類が単糖類に分解されず、体内への糖分の吸収を抑え、余分な糖が体脂肪として蓄積されるのを防ぎます。

また、糖質の吸収が抑制されることで、血糖値の上昇も穏やかになります。

腸内環境の改善効果

サラシアに含まれる有効成分の「サラシノール」「コタラノール」の働きで、小腸で吸収されずに大腸まで運ばれたオリゴ糖などが、善玉菌(ビフィズス菌等)のエサとなり善玉菌を増えることが分かっています。

その結果、腸内フローラのバランスが改善され、腸内環境が整い、便秘改善、免疫向上、美肌作用などの効果が期待できます。

また、腸内環境を整えると、栄養をバランスよく吸収しやすくなるので、少ない食事量でも満足感があり食べ過ぎを防ぐことができます。このことから痩せやすい体質に近づくことができると考えられます。

肝機能の改善効果

腸内環境が悪くなると悪玉菌が増え、悪玉菌がつくりだすアンモニアが大量発生します。

体内で発生したアンモニアは肝臓によって解毒されますが、そのことによって肝臓に負担をかけてします。

サラシアは腸内環境を整え、善玉菌を増やし悪玉菌を減らすエビデンスもあることから、アンモニアが減少し肝臓の負担が減ると考えられます。

また、サラシアには、ポリフェノールやトリテルペン類、マンジフェリンなどの抗酸化成分が肝臓を保護すると考えられます。

すでにある脂肪分解効果

サラシアの有効成分であるマンジフェリンなどが、すでに体内の脂肪組織(白色・褐色脂肪細胞)に蓄積された脂肪の分解を促す働きがあることが確認されております。

アンチエイジング効果

サラシアには抗酸化成分であるポリフェノール類、なかでもマンギフェリン、カテキン、タンニンなどが豊富に含まれているため、過剰な活性酸素を抑制し、アンチエイジングの効果が期待できます。

こちらのページは医療関係者の方を対象にした研究報告です。
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