マグネシウムは、カルシウムとともに、骨や歯の健康を維持しています。
また、体内で起こる酵素反応やエネルギー産生に補酵素として働きます。
さらに、骨の弾性を維持、神経伝達、体液のバランスの維持、ホルモン分泌、筋収縮など、生命を維持する活動の多くで働いています。
体内のマグネシウムが不足すると、腎臓からの再吸収が進み、また、骨からもマグネシウムが溶け出て、利用されます。
マグネシウムの健康効果
・筋肉の収縮をコントロール
・高血圧の予防
・動脈硬化の予防
・糖尿病の予防
マグネシウムが不足するとどうなる?
・吐き気、嘔吐
・眠気、脱力感
・筋肉のけいれん、ふるえ、
・食欲不振
・長期に不足すると、骨粗しょう症、心疾患などの生活習慣病のリスク上昇
マグネシウムが必要なのはどんな人?
生活習慣病を予防したい人、便秘がちの人
摂取目安
男性 | 340~370㎎ |
女性 | 270~290㎎ |
摂り過ぎたら? 飲み合わせは?
食事でマグネシウムを摂り過ぎても、健康な人なら腎臓から尿中に排泄されるので問題はありません。
サプリメントなどで多量に長期に摂り過ぎると、下痢になる可能性があります。
腎臓の機能が低下している場合には、高マグネシウム血症のリスクが高くなり、吐き気、血圧低下などの症状が現れる可能性があります。
マグネシウムを多く含む食べ物
大豆、あさり、するめ、いくら、イワシ、海藻、アーモンド、ごま、カシューナッツ、アマランサス